さて、京都は「五山の送り火」も終わりこれから季節は秋へと移行していきますが、(猛暑で秋といってもピンとはこないかも)今日は紅葉の「穴場」スポットを紹介させていただきます。
そう私のおすすめはズバリ「鷹ケ峯」です。京都プラザホテルからは「東寺東門前」から市バスで「四条大宮」(約10分)乗換。ここから「6」系統の市バスで「源光庵前」下車。(約30分)
この鷹ケ峯は江戸時代に本阿弥光悦が徳川家康より拝領した場所なのです。芸術に豊かな才能を発揮した「光悦」が芸術村をつくった土地。
こじんまりとした寺が点在しており、特に「源光庵」は紅葉がとても美しく、光悦が創作活動の拠点としたところでもあり、「悟りの窓」「迷いの窓」からお庭を眺めてみてください。とても趣きのある風情でなんとも贅沢なひと時を過ごせるのではないかと思います。
そして「光悦寺」「常照寺」もぜひぜひ散策してみてください。
余談ですがここにある「鷹峯小学校」はあのプロテニスプレーヤー「クルム伊達」さんの母校でもありますのでテニス好きな方はついでに見学されてみてはいかがでしょうか?
そして帰りは同じく市バス「6」系統に乗車されて「仏教大学前」で下車し、「今宮神社」「大徳寺」と巡るのもオススメです。
11月の紅葉の季節にはぜひ!!!
高台寺
10月も後半に入り京都の秋が深まっております。これから紅葉の時期まで、京都の有名寺院では夜間拝観ライトアップが開催されます。その先陣を切りまして高台寺のライトアップが10月21日よりスタートとなっております。
そこで本日、高台寺へ行ってきました。
先ずは高台寺西隣にあります圓徳院です。
圓徳院北庭、紅葉時期は絶景となります。
では高台寺へ。
方丈庭園ではプロジェクションマッピングが行われております。
臥龍池が幻想的です。紅葉の時期、人気No1の撮影ポイントです。
更に上へ、茶室です。
京都タワーと一番星が綺麗に見えていました。
竹林を抜け下山します。
紅葉ピークの時期、人気の高台寺はもの凄い人となり狭い境内は身動きが取れない状況になります。高台寺のライトアップを楽しむには今の時期が最適です。
南禅寺
先ずは南禅寺、石川五右衛門の「絶景かな~」で有名な三門です。
奥の方丈へ、青モミジが綺麗です。
テレビドラマで有名な水路閣です。
次ぎは南禅寺の北側にある永観堂、東福寺と並ぶ京都モミジの名所中の名所です。毎年思う事ですが、永観堂のモミジは葉の1枚1枚がしっかりしていてボリュームがあります。さすが「秋はモミジの永観堂」です。
意外にも色着きが順調に進んでおりました。
見てお判りの様に葉の1枚1枚が分厚くしっかりしております。昨年の京都の紅葉は暖冬の影響で残念な結果となっておりましたが、永観堂だけは別格でした。今年も綺麗な紅葉になりそうです。
次ぎは安楽寺、永観堂と銀閣寺の丁度中間ぐらいにある小さな寺院です。安楽寺の見所はこの階段、紅葉の後期この階段は紅葉階段となります。観光客の方々はあまり来られませんが、カメラマンや外人の方々には人気のスポットです。
次ぎは茅葺門で有名な法然院、場所は安楽寺の北側となります。
法然院のモミジは茅葺門の周囲に集中しています。
砂壇にもモミジです。
次ぎは哲学の道の西側、金戒光明寺(くろたにさん)の北側にある真如堂です。こちらも紅葉の名所にも関わらず、南禅寺や永観堂と比べますと認知度が低くじっくりと紅葉を見る事が出来ます。
真如堂のシンボルである三重搭です。
境内には多くのモミジが植えられており綺麗です。
最後にご紹介するのは穴場中の穴場、金戒光明寺の搭頭寺院である栄摂院です。場所は金戒光明寺と真如堂の間にあります。
普段は入る事が出来ませんが、紅葉の時期は開放されます。あの奥には箱庭程度の枯山水庭園がありますが絶景神秘の世界です。京都の美の縮図がここに有ると思っております。
以上が東山北部のモミジの名所ですが今年の京都の紅葉はどうでしょうか??
綺麗な紅葉となる条件は・・・・
・好天が続き葉が日光を十分に受けている
・最低気温8℃以下の日が続く
・昼夜の寒暖差が激しい
・夏の気温が高く雨量が多いとさらに美しくなる、だそうです。
となると気温がもっと下がらないと条件に当てはまらない様です。但し、気象庁予報では今年の冬は厳しく、11月から本格的な寒さになるとコメントされていました。期待できそうです。
所で、京都紅葉の目安になるのが嵐山と言われておりますが、昨年の嵐山は11月下旬になっても青々としており、「錦秋の嵐山」とはならず残念でありました。近日中に嵐山へ訪れ色着き状況を確認しようと考えております。結果はブログにてご紹介させて頂きます。
青蓮院門跡
先ず青蓮院ですが、三千院・妙法院共に天台宗の三門跡寺院となり多くの法親王・入道親王が門主(住職)を務め、格式の高い寺院であります。
では画像でご紹介します。
青蓮院のライトアップと言えばここ、宸殿前庭です。
宸殿の奥にあります相阿弥の庭です。
再び宸殿前庭のライトアップ、庭側から宸殿を撮っております。
最後は青蓮院入口にあります大クスノキ、親鸞上人の手植えと言われております。
庭園にはモミジが植えられておりますが、紅葉までまだ時間がかかりそうです。紅葉時期は大変混雑しますので宸殿前庭ライトアップを楽しむには今がチャンス、是非お越し下さいませ。尚、ライトアップは12月6日まで実施されます。
洛西の紅葉名所 光明寺
本日の京都は昨日に続き快晴に、絶好の行楽日和となっております。昨日は宇治方面を散策しましたが本日は洛西の紅葉の名所「光明寺」へ行ってきました。
先ずは・・・・、こちらの光明寺も他の紅葉名所と同じくJR東海「そうだ京都いこう」ポスターで紹介されております。2009年のポスターがこちら、木々の紅葉も地面の落紅葉も見事です。
では本日の光明寺、正面真っ直ぐが表参道、左がモミジ参道です。どちらもモミジのトンネルです。
画像はモミジ参道ですがJRポスターはこの辺りから撮影したものと思われます。
こちらが表参道です。
表参道もモミジ参道も御影堂に繋がっております。正面が御影堂です。
光明寺は浄土宗、御影堂の前には開祖法然上人像が有ります。
空は秋空、綺麗なブルースカイでした。
さすが紅葉の名所、モミジが見事です。そして幅の広い表参道に幅の狭いモミジ参道、違った趣で散策(撮影も)出来るのは大変有難いです。紅葉が楽しみです。
秋の平等院・宇治上神社・天ヶ瀬ダム
平等院からご紹介させて頂きます。
平等院は鳳凰堂以外に藤の花でも有名、綺麗に整備された藤棚です。
ではここからが10円硬貨で有名な鳳凰堂です。
紅葉すれば最高のカットになると思います。
*次にこちらも世界遺産である宇治上神社です。
境内は狭くとても世界遺産とは思えませんが・・・・、実は本殿は日本最古の神社建築であり、拝殿(国宝)は鎌倉時代前期に伐採された桧が使用されており、本殿(国宝)は平安時代後期に伐採された木材が使われており、歴史的に貴重な建築物となっております。
*では最後は天ヶ瀬ダムです。
所で、琵琶湖の湖水は2つのルートで大阪湾に流れて行きます。一つ目のルートは琵琶湖疎水から京都中心部へ流れ、そして鴨川から淀川へ流れて行きます。ニつ目のルートが瀬田川からこちらの天ヶ瀬ダムに流れ、そして宇治川から淀川へと流れて行きます。
先ずは下から見た天ヶ瀬ダムです。
次はダム歩道からの撮影です。
天ヶ瀬ダムは約80Mの高さがあります。
天ヶ瀬森林公園から見たダム湖、鳳凰湖と命名されています。
いかがでしょうか、今回は宇治公園・平等院・宇治上神社・天ヶ瀬ダムを巡りましたが、宇治には見所のスポットがまだまだ沢山あります。特に、最近外人さんに人気なのが茶畑とか。トリップアドバイザー社によるアンケートでは、外人さんが選ぶ日本観光地人気ランキングでは宇治の茶畑が20位以内に入っているそうです。次回は宇治から奥に入り茶畑を撮りたいと考えております。
いちょう紅葉の名所 西本願寺
8月下旬より京都紅葉の名所を巡りご紹介させて頂いておりますが、本日はいちょう紅葉の名所をご紹介させて頂きます。
紅葉といえば「もみじの赤色」となりますが、もみじと競うように美しいのが「いちょうの黄色」となります。そのハッとする美しさは京都中心部でも多く出会います。なかでもお薦めは①西本願寺の大いちょう②東本願寺前のいちょう並木③京都御苑今出川通り側のいちょうの並木④堀川通りや北白川通りのいちょう並木、移動中の車や観光バスの中からでも楽しんで頂けます。
その中で本日は先ず、当ホテルから徒歩約12分の世界遺産西本願寺をご紹介させて頂きます。画像は西本願寺南側、龍谷大学大宮キャンパスから見た西本願寺です。
境内へ、平成大修理により屋根瓦が美しくなった御影堂(手前)と阿弥陀堂です。
御影堂の前にあるのが「水吹き銀杏」「逆さ銀杏」とも呼ばれている大いちょうです。
そしてこちらが阿弥陀堂前の大いちょう、11月中旬には全てが黄色に変色します。
ちなみに昨年12月上旬(ピークは過ぎていました)はこの様な感じでした。
所で、いちょう紅葉から話がそれますが下記画像は西本願寺北東側にあります太鼓楼です。
太鼓楼とは時を知らせる太鼓が入った建物でありますが・・・・、実はこの建物は新選組屯所として使われていた事でも有名です。新選組と言えば壬生寺となりますが、壬生寺周辺が手狭となりかつ京都中心部に勢力を伸ばす為に太鼓楼を屯所として使用したそうです。更には太鼓楼を屯所として使用する事について近藤組長と山南副長が対立、そして山南副長は切腹処分となります。太鼓楼は新選組ファンにとっての名所でもあります。
最後は東本願寺東側にあるいちょう並木、こちらも紅葉時期はいちょう紅葉の名所として有名な場所です。
紅葉時期になると地面は黄色の絨毯になります。
紅葉時期、お客様の多くは東山・嵐山・洛北・大原方面へとなりますが京都駅周辺にも紅葉(いちょう)の名所が御座います。当ホテルからスグにあります紅葉名所にも是非お越し下さいませ。
京都府立植物園
昨日は紅葉の隠れ名所である京都府立植物園へ行ってきました。京都紅葉の名所と言えば東山や嵐山の寺院に集中しておりますが、実は京都植物園の紅葉も素晴らしく、かつ園内が広い為紅葉名所寺院の様に混み合う事も御座いません。地元の方々が通われる隠れ名所となっております。
先ずは紅葉についてですが・・・・、今川通りから植物園に繋がる並木道ですが紅葉時期は見応えがあります。
1本だけが綺麗に紅葉しておりました。
次に園内の紅葉お勧めスポットですが・・・・、園内には多くのモミジが栽培されておりますが、特に北山出入口に近い池の紅葉は見事です。昨日の画像ですが少し赤くなっておりました。
4年前の紅葉の画像です、見事です。多分、今年も素晴らしい紅葉が見れるものと思います。
次に、今の植物園の話題を2点ほどご紹介させて頂きます。先ずは猿の顔に似た「オーキッド・モンキー」、横からの画像ですが赤ちゃんの手の平と同じぐらいのサイズです。
猿ちゃんに見えますでしょうか? テレビ・新聞で報道された為超人気、朝一に行きましたが撮影するのに約15分程待ちました。この花は温室出口付近にあり長い行列が出来ているのでスグに判ると思います(温室は別途200円の入場料が必要です)。但し花に寿命が有る為、植物園HPをチェック下さい。
もう1点は「PANTHEON-神々の饗宴-」、温室前の池にRIMPAの神々をモチーフにした3体の巨大作品(風神・雷神・花の女神フローラ)を展示、7月から始まり10月25日までの開催となっております。尚、きゃりーぱみゅぱみゅ「PON PON PON」MVの美術担当だった増田セバスチャン氏(アートディレクター)が参加、女性人形はきゃりーぱみゅぱみゅに似ている様です。
最後に植物園のお花達です。
京都植物園、ぜひお越し下さいませ。
安楽寺と法然院、本年の安楽寺と法然院
南禅寺の次に向かったのが安楽寺と法然院、本年の安楽寺と法然院の紅葉は色着きが遅くやっと一部見頃となっております。
先ずは安楽寺、紅葉終盤になるとこの階段はレッドカーペットとなり多くのカメラマンで賑わいます。所で、画像の着物の女性は海外からのお客様です。最近の京都は着物姿で観光されている外人の方が多く、特に高台寺~清水寺界隈はその割合が高いと感じます。
下記画像は昨年12月1日に撮影しました安楽寺です。
次は法然院、紅葉時期以外は閑散とした寺院ですが紅葉時期だけは賑わいます。
法然院と言えばこちら、ガイドブックやポスターで有名な茅葺門です。
寺院奥のモミジは残念ながら散りにはいっております。
今回の寒気で京都の紅葉は一気に進みそうです。
紅葉が遅れている有名どころ(嵐山・光明寺・祇王寺・龍安寺・高台寺・清水寺・北野天満宮・下鴨神社・・・・・)は今週末が見頃となるのではと期待しております。
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